プレスリリース
2013年1月17日
有限会社エムツー
『スペランカーコレクション』に関する共同開発について
有限会社エムツーは、株式会社Tozai Gamesへ技術協力を行い、株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントのコンシューマーゲーム機、PlayStation®3のダウンロード配信タイトルで歴代スペランカー4作品を収録した『スペランカーコレクション』の共同開発を行いました。
オリジナル版『スペランカー』
1983年に生まれ30周年記念で日本初公開となったホームコンピュータのオリジナル版。ユウレイを倒す。爆弾で岩を破壊する。エレベーターやトロッコを駆使してカギを取り、洞窟の奥へと進んでいく。スペランカーに不可欠な要素がオリジナルにしてすでにほぼ全て揃っています。コツコツと地面を歩く音や滝の轟音が響く、深く広大な洞窟内を一途に潜っていくことによって得られる緊張感や冒険感はスペランカー随一でした。
コンソール版『スペランカー』
スペランカーと言ったら日本で最も有名なコンソール版。赤いヘルメットがトレードマークで、高い難易度にチャレンジング精神を刺激された作品でした。崖やロープからジャンプする時に、慎重に、慎重にボタン操作して地下深くへと探検していき、徐々に難しくなり緊張感も増していく中で、秘宝へとたどり着いた時の喜びは今でも忘れられないプレイヤーも多いでしょう。
アーケード版『スペランカー』
アーケード版『スペランカーII 23の鍵』
そして家庭用に初めて移植されるアーケード版2作品。アーケード版は他とは違い、体力制で高いところから落ちても平気なためとっつきやすく、壁を消したりロープを出現させたりする謎解き要素や、ボスのような大きな敵キャラクターの登場が特徴的です。何より、赤鼻がチャーミングなおじさん(?)による、ひょうきんなアクションはとても親近感がありました。
当時のビデオゲームはまだ容量に制限があったりセーブ機能がないものも多く、1回のプレイでゲームクリアまで通して遊ぶスタイルのゲームが大半でした。難しいポイントで何度も何度もやられ、ゲームオーバーした時は悔しさに涙し、先に進めた時は喜びのあまり思わずガッツポーズして叫んだこともあったでしょう。その中で、何事も諦めずに繰り返しチャレンジし、攻略のパターンを掴んでクリアしていくことの重要さを教えられ、自分が成長していく上で振りかかる様々な困難を乗り越える術を、当時のビデオゲームから自然に学んだ人も多かったのではないでしょうか。
ゲーム史上最弱の主人公とも言われるスペランカーは、まさしくそうしたゲームの代表的な作品であったと思います。
『スペランカーコレクション』では、当時のスペランカーの感動をそのまま再現するのはもちろん、スペランカーをプレイし尽くせるよう、コンソール版のノーミスでのスコアアタック「サドンデスペランカー」と、ライフ無限でゴールまでのタイムアタック「最速1周クリア」を公式アタックモードとして新規に収録しました。他にも、リプレイ付きのオンラインランキングや、当時の貴重な資料が閲覧できる「古代史料展示室」、ブラウン管テレビを再現した画面設定など充実した機能を備えています。
いろいろなことを教えてくれ共に成長した懐かしのゲームを、当時の思い出と共に現代によみがえらせるに留まらず、新たな感動を持って生まれ変わらせるために、弊社は今後一層の技術開発に努めて参ります。
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